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吾妻連峰変則縦走です [登山]

高速道路休日割引を利用して福島県側の吾妻連峰登山基地浄土平に向いました。
我が家からは片道370キロありますが、長距離ドライブも山が待っていると思えば苦にもなりません。
浄土平~一切経山~東大巓、(明月荘泊) 東大巓~(大倉新道)~谷地平~姥ヶ原~浄土平の縦走路はアップダウンと泥濘、そして廃道に近い荒れた状態で、快適とはいえませんでしたが、途中に広がる酢ヶ平・谷地平・姥ヶ原や広大な弥兵衛平などの高層湿原は、見事なもので私にとっては新しい発見で感動してきました。
又、弥兵衛平の避難小屋明月荘を独り占めしてゆっくりと楽しむことが出来ました。

縦走路の家形山物見岩付近から眺める「吾妻の瞳・魔女の瞳」と謳われる五色沼の先の一切経山です。
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今回は私の大ファンの JOさん が先日西吾妻山でワタスゲの湿原を楽しんできたという報告がありました。
私はこの山域には西吾妻山と一切経山の2回行っていますが、湿原が広がる核心部縦走の機会を以前から狙っていたのですがその報告を聞いた途端に、いても立ってもいられなくなり、急遽決行したものです。

浄土平の駐車場に深夜到着し、車中で仮眠を取りました。
4時過ぎには明るくなって、5時40分には浄土平を発ちました。
眼前には轟音を上げながら噴気を上げる一切経山の前山です。
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以前は噴気を上げる前山に登って一切経山に通ずる登山道が延びていましたが、火山活動活発化により今は閉鎖されていました。噴気を見ながら緩く登って酢ヶ平に着きました。
酢ヶ平避難小屋も素晴らしい小屋です。トイレもエコトイレ完備です。
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高度を上げてゆくと眼下に酢ヶ平と鎌沼が広がります。左後方は東吾妻山です。
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寝不足と重いザックでピッチが上がらずに、一切経山までは、1時間半もかかってしまいましたが、急ぐ旅ではありません。2004年以来の2度目の山頂で遠くに会津磐梯山を眺め、朝食を摂りながらゆっくりと寛ぎます。以前はガスの中の記憶しかありません。
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山頂直下には五色沼が静かに佇んでいました。
朝食を摂っていると登山道整備の地元の方が7人ほど登ってきました。
「裏磐梯にも五色沼があるが、こちらの沼の方が素晴らしい」と自慢していました。
水の色が五色に変わるそうです。後方が縦走路の家形山で、これから向います。
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こちらは家形山側から見た一切経山です。
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縦走路に入り泥濘と笹が被った登山道で着衣は見る見る間にびしょ濡れとなります。
最初のポイントが家形山ですが先ほどの五色沼を望む物見岩に三角点がありました。
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滑川温泉に下る道を分ける兵子を過ぎ、しばらくするとこんな山に到着です。
「ニセ烏帽子山」となっていました。北アルプスにもおなじ名前の山がありましたね。
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そして樹林帯を行くとハイマツと巨石の山頂の烏帽子山です。
私は今年いくつの烏帽子山に登ったのでしょうか。
この付近で今朝、明月荘をたった同年輩の4人グループと交差し情報交換しました。
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烏帽子山を下り登り返すと昭元山です。アップダウンと泥濘の縦走路はここまでです。
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昭元山からはしばらく樹林帯を行きますが、正面に東大巓が見えるようになると湿原に変わります。
大倉新道を合わせて木道を東大巓に向います。
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東大巓に到着しました。山頂は木道より5mほど上がった所です。
正午過ぎの到着ですが、天気は一気に悪くなり遠くに雷鳴が聞こえます。
木道で昼食を頬張り、明月荘目指して急ぎます。
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木道の途中にある明月荘の分岐を見落として10分ほど下ってしまいました。
前方に西吾妻の藤十郎が見える弥兵衛平湿原です。
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木道整備の作業員に道を間違えていることを教えれれ15分ほどかけて分岐に戻りました。
分岐には滑川温泉・明月荘方面の案内がしっかりと立っていました。
最近は道間違えが多いですね。
途中からは明月荘の建物も見えて安心です。
分岐から木道を15分ほど緩く下って明月荘に到着です。
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2階建ての立派な山小屋ですが、無人です。
今日はは3連休の初日ですから大勢の登山者が押し寄せるのではと思ったのですが、なんと私一人の貸切状態で拍子抜けです。
IMG_3339.JPG



ザックをおろし、雷雨が心配な為に、急いで水場に向いました。
もちろん持参したビールも冷やさなければなりません。
水場は滑川温泉方面に300mほど木道を下った所にある「金名水」です。
手がちぎれるかと思うほどの冷水が湧き出ていました。
写真が無いのが残念です。私が今まで飲んだどこの湧水よりも勝る正に天下一品の金名水です。
北アルプス随一といわれる船窪崩壊地の湧水に負けない味でした。
水場から戻るのを待っていたかのように明月荘に戻ると雨が降ってきました。
最初は静かな風情のある雨です。窓から小屋の前の明月湖と東大巓もけむって見えます。
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ラジオの音も聞こえなくなるほどの雷鳴が鳴り響くとものすごい雨になり、小屋を揺すります。
しかし頑丈な山小屋で何の心配も要りません。
4時過ぎから、懐かしのメロディーや山の歌を口ずさみながら、一人宴会を始めました。
本当にちっとも寂しくなんかありません。
今夜と明日朝の食料です。
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ビールロング缶2本と日本酒800mlを開けるとさすがに酔いと睡魔が押し寄せてきました。
カレーライスを食べると、ころりと横になり爆睡状態に陥りました。
山小屋でこんなに爆睡出来たのは久しぶりです。
雨もいつの間にか止んで静かな夜になりました。
夜半に起きてみると満天の星が輝く弥兵衛平避難小屋・明月荘の一夜でありました。

2日目レポに続く。


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こば

吾妻連峰単独山旅お疲れ様でした~
知人の山スキーレポではしょっちゅう見るのですが、無雪期は初!
私にとっては未知のエリアです(汗;
ところで、ビールロング缶2本と日本酒800mを初日で空けちゃうと
二日目は日本酒350mしか残らない??
いやいや、翌日分はしっかりザックの中にあるようです。。(笑

今日はお手軽、八方尾根~唐松岳の花撮山行でした。
唐松岳山荘から祖母谷へのルートをしっかり偵察!
永井さん+猛女軍団なら楽勝っすネ♪
祖母谷~不帰岳もルートが良く解りました。

※さとさんからの誘惑メールは如何ですか?
by こば (2010-07-19 20:31) 

kamoshikanagai

こばさん
山スキーのツアーコースで有名ですね。しかし広大な湿原ですからガスると方向感覚がなくなります。昨年も遭難騒ぎがあったように記憶しています。あまり急傾斜がないので天気さえ良ければ私でも楽しめそうなところです。
しかしもう私には時間が・・・。それ以上は言うまいですね。

唐松岳花撮影山行でしたか。唐松岳今は学校登山の最盛期でしょうか。
私の知り合いのヘルパーさんの息子さんも明日学校登山で唐松岳だと言っていました。


>さとさんからの誘惑メール
どんなメールでしょうか?届くのが楽しみです。
奥〇山のお誘いなら嬉しいです。
by kamoshikanagai (2010-07-20 20:16) 

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